桜木ひなたです。こんばんは!
すっかり秋になりましたね。夏物の服を着るか、秋物の服を着るか、迷います。
さて、今回は「発達障害の子ども」についてです。
発達障害という言葉が認知され、なかなかの時間が過ぎました。
私自身も発達障害で(自閉症、ADHD)診断されたのが大人になってからで、子どもの頃は「発達障害」という言葉そのものがありませんでした。
まずは、そこからお話したいと思います。
生まれた時から、ちょっと変?
赤ちゃんの私を抱いた保健婦さんが、私の表情を見たのでしょうか、違和感があったのでしょうね。
「この子、自閉症かもしれないから、気を付けてね」と母に伝えたそうです。
その頃は、精神科に行くというのが一般的ではなく、発達障害や自閉症といった言葉にも、馴染がない時代でした。
なので母は「そう言われてもなぁ」と思いながら、私を育てていました。
本題ではないので軽くにしますが、私に表情がないことに、母は違和感があったそうです。
その後、私は成長していき…「なんか変だな?」と思うことは、多々。
一番、母を悩ませたのは「学校へ行かないこと」でした。
なぜ、学校に行きたがらない?
普通の子どもは、遅刻をせず、学校へ通います。
私は毎日遅刻をしていたし、サボることも沢山ありました。
母は基本的に「学校には友だちと遊ぶために行くようなものだから」という認識ではありましたが、私が休むことには強い抵抗があったようで…。
「なんで普通の子にできることが、あんたには出来ないの!」と言われたことがあります。
その時に、私は普通の子どもではないのか…?と少し落ち込みましたが😊💦
なぜ、学校に行かないのか。なぜ、遅刻をするのか。
私の場合はただ一つ「学校へ行くことに価値を感じないから」でした。
学校が嫌いなわけではありません。小さなころはいじめられていたので、嫌いでしたが、学校そのものが嫌いなわけではないのです。
ただ「興味がない」この一言に尽きます。
本来なら、興味がないことでもやらなければなりませんね。
でも発達障害だと、興味がないことはほぼほぼ頭に入らず、勉強をやる意味さえ理解できません。
勉強したくないのではなく、意味がわからないのです。
ですので、興味ある・面白いと感じた部分を勉強した時は、私は学校に通いましたし、自主的に勉強もしました。
何故か、分数の掛け算と割り算が刺さったようで、その時はテストの点数も良かったです。
その時、私の母はどう対処した?
少し話は逸れるのですが、私は小学生の頃肺炎を患い、一週間以上、学校を休んだことがありました。
勉強をしていないので、当たり前のようにテストの内容もわからず…。
それでも普通の小学生のテストは、なんとなくわかるものもあります。
ただ、算数は元から嫌いだったこともあり、0点だったんですよね。
母はそれを見ると大笑いして「ごめんごめん、勉強全然見てあげてなかったね」といってくれ、私にその時学校で習っている算数の勉強を教えてくれました。
少し教えてもらうと、その部分の面白さがわかったのと、母が教え上手なのもあり100点をとりご褒美もちゃっかり買ってもらいました(笑)
そして、中学生になって完全な不登校になった時。
母は勉強のことではなく「私の世界が狭くなること」を危惧しました。
当時はしっかりと病院に通っておらず、リアルに接するのは「母」「母の彼氏」「姉」だけ。
祖父母は遠いので、あまり会えずこの中には入っていませんでした。
私が、その日ゲームで楽しかったことを話すのも、ご飯を食べるのも、雑談をするのも「母」だけなのです。
学校へ行かなくても「ひなたの世界に私しかいない」ことを、母は危惧したのですね。
母が用意したもの(人)は?
そんな私に母が用意してくれた人、それは「家庭教師」でした。
男性が苦手なので…
・女性
・漫画が好き
であることを希望し、女性の大学生の先生が来てくれるようになりました。
母は「勉強というより、ひなたと話してあげてほしい」と伝えていたそうです。
英語と数学を学びましたが、好きなゲームの歌が全文英語で、なんという意味なのかわからず…それを、先生に見てもらって意味を理解したり、とても楽しかったです。
数学に関しては、正直イヤイヤでしたが(笑)
保護者への連絡ノートには「計算の仕方が独自」と書かれていたので、やはり考え方の強い癖のようなものは、あったのかなと感じます。
この先生とは漫画のイベントに遊びに行ったり、進学の際の制服の寸法に付いてきてもらったりと、本当に感謝しています。
引きこもっていたからというのもありますが、パソコンも中学の頃には、私専用のものを買ってもらいました。
興味があることには積極的なのが発達障害なので、興味がある分野のことは、寝る間も惜しんで調べていましたね😊
そこから、母は「学校に行かない子ども」ではなく「得意分野はとことん得意なひなた」という風に見てくれるようになりました。
今でも覚えているのが、私の好きな世界遺産の…当時はCD-ROMでしょうか、それを買ってくれたことです。
ずばり、一言で済ませると母は「私が興味のあることを学べる環境」を整えてくれたのです。
PCは安いものなら、数万。タブレットも、2~3万出せば買える時代です。
ぜひ、発達障害の子どもを持つお母さん・お父さんには、お子さんの「興味があることは何か?」を見極めて、それを伸ばしてあげて欲しいと思います。
極端な話ですが…
とても極端な話をしますが、とある側面に関しては興味が全くのゼロであっても、とある分野に関しては、興味の値が100にも500にもなるのが、発達障害です。
パソコンも安いものは数万ですし、タブレットも性能によりますが数万で買えます。
子どもによっては、電子機器ではなく、本かもしれないし、その中でも小説かもしれないし、イラストかもしれません。
どこから、発達障害の子どもの「ピンと来た!」が発生するのかは、わからないのですね。
子どもの「学びたい!」という面が見つかれば、ぜひその面を伸ばしてあげられるよう、接してあげてほしいと思います。
私自身も、出来ない事は全く出来なかったりします。興味のないこと、勉強、片付け。
でも、特化した部分も沢山あって、今では占いもプロとして仕事をしています。
例えば占いなら興味、関心があるから、記憶力もいいですし、勉強もします。
勿論、一般常識を身につけるということも大切ですし、それは教えるべきだと思います。
それは「人として」教えたうえで、子どもの「得意」「好き」「興味」を伸ばして行ってもらえたら…発達障害の子どもにとって、生きやすい世の中になるかもしれませんね😊
それでは、また次回!
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました✨
※このブログに書かれていることは、私(桜木ひなた)の1つの経験談であり、全ての症状や対処法をお伝えするものではございません。1つのケースとして見ていただけると嬉しく思います。
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