「死にたい」と言われたら。※支える方向け。

お久しぶりです!このご挨拶は毎回言っておりますね。
実は占い師としての仕事を本格的にスタートすることになり、大手で働けることになったので、そちらに時間がとられています。
でも、このブログはゆっくり続けますので、これからもお付き合いいただけると幸いです。

また、先にお伝えしますと「こういった時、どうだった?どうしたらいい?どうしてほしかった?」というご質問も大歓迎ですので、お気軽にDM等頂ければと思います!

今回のテーマは、患者さんに「死にたい」と言われたら。
いい慣れてる人、言われ慣れてる人もいれば、この言葉を聞いて酷く動揺する人もいるでしょうし、頻繁に「自殺」について考えてしまう患者さんもいらっしゃるかと思います。
今回は「支えている方向け」の対処法等を書いていきますね。

目次

なぜすぐ「死」をほのめかす?

境界性人格障害に限らず、メンタルを病んでる方には多い印象がありますが、とりわけ境界性人格障害の人は「死ぬ」という言葉を多々口にします。
私がうつ病だった時はどうったかな?と思い出すと、死ぬという考えすらないくらい、何も考えられませんでした。体も動かないし。
ですが、だからといって「死にたいと言う=病気じゃないんだな」というお考えは危険です。

なぜ、境界性人格障害の人はすぐに「死んでやる!」と言うのでしょうか?
もちろん個人差はありますが、そこにあるのはやはり「構って欲しい!」「私を見て!言葉を聞いて!!」です。

通常、子どもの頃というのは、親からの愛情、関心を受け、守られるように育ちます。
その過程が上手く行かず大人になった時に「構ってよ!」が炸裂するんですね。

今、ご自身は人格障害じゃなくとも、子供の頃に行く宛もないのに「家出してやる!!」と思ったり、言ったことがある人も多いのではないでしょうか?
ぶっちゃけちゃうと、境界性人格障害の人の言う「死んでやる」は「家出してやる!」と、ほぼ同じ意味合いです。

そうすると相手の気が引けるし、自分に注目してもらえるんですね。
ただそうじゃないパターンというのも、やはり存在します。
本当に死にたいと思っている場合もあるので、鼻で笑って「はいはい、好きにして」というのは一番良くない対応かと感じます。

「死んでやる!」の対処

慣れないうちは、死を仄めかされて慌ててしまう人も多いと思います。
「どうして、なんで、よしよし」ってしたくなっちゃうかもしれませんが、それは境界性人格障害の「成功例」を作ってしまうのでベストな対応ではありません。
「ははーん、これを言えばコイツは慌てるんだな」と学習させてしまうのです。

ベストというのは人によって違いますから、100%正しい答えは存在しませんが、私の場合は。

「どうしてそう思うの?」が効果的です。

境界性人格障害の方が「死んでやる」と言う時、患者さんの心の中はぐちゃぐちゃです。
でもどこか冷静で計算も出来てしまう側面もあるのですが。

「どうしても!!」と言われても「何が嫌だったの?」と、原因を追求していくのが良いです。
私の場合は発達障害で、大人になっても「言葉の遅れ」があったため、すぐに言葉が出てきませんでした。
発達障害でなくとも、死を発言するほど怒り狂っているということは、言葉も支離滅裂だと思います。

なので、1つ1つ「どうして?」「なんでそう感じたの?」「どうして欲しかったの?」と聞いていくのが良いかと思います。

そうすると、
どうして?→腹がたったから
なんでそう感じたの?→過去にトラウマがあるから(だから腹が立った)
どうして欲しかったの?→違う言葉を選んでほしかった(トラウマに触れられ腹が立った)

など、原因が見えてくることもあります。
このケースで言えば、患者さんの「トラウマ」を知ることで、支える側も「今後の対応」を学べるのですね。

ただ「絶対にトラウマには触れない!◯◯は絶対にしないぞ!!」と意気込まないことも大切です。
人と会話をする時、ましてやそれがとても大切な人だった場合、刺激しないように刺激しないように…と生活をしていくのは、支える側に多大なストレスがかかります。

何度でもトラウマに触れてもいいとは言えませんが、誰でも「失敗」と「経験」を繰り返すものです。
それは患者側もそうで「死」で構ってもらえることを「学習」してはいけないのです。

「本当に」死を考えているパターン

ここまで読まれて、じゃあ境界性人格障害の死にたいは構わないでおこう。と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
関係性にもよりますが、近しい存在(家族、夫婦、恋人)である場合は、相手の真意を見極めるのも必要です。

ここでは、私の話をしますね。
その日も情緒不安定で、朝から同棲していた彼氏と喧嘩をしました。
彼も激昂し、寝室のドアを殴って穴を開けたのです。

それを見た私は、義父に暴力を振るわれた過去を思い出し、男の人こわいスイッチが入ってしまいました。
ドアを殴った時、彼は「なんで俺の家が壊れるんだよ!」と叫んでいました。

私は、幼い頃から自分の居場所がないと感じており、例え実家だろうと「母の家の一室を貸してもらっている」と思っています。それについては機会があればお話しますね。

なので、彼の大事なものを壊してしまった、もう命を持って償うしかない、って思ったのです。

飛び降りよう、飛び降りようと考えましたがダメ元で最後にSOSを出したのです。
当時、母とは縁を切っていたので、母の知り合いの方二人です。
一人は返事がありませんでしたが、もう一人の方は忙しい中、すぐに返事をくれてかけつけてくれました。

「ホテルを二泊くらいとってあげるから、そこでゆっくりしてみようね」と言ってくれたんです。
私は、しっかり話を聞いてくれる人がいるんだ、助けてくれる人がいるんだと思い、泣いて、謝って、そして感謝しました。

これにより、私は自殺せずに済みました。

境界性人格障害当人、支える方、双方に必要なことは…

このように、自殺を考える患者本人もパニックで衝動的な行動を取ることもありますし、家族や恋人、知人友人を巻き込んでしまうこともあるでしょう。

その時に必要なのは、とにかく「話を聞くこと」です。
例え支えている側のあなたが激怒したとして、家のものを破壊したとして、或いはそれと同様の何かをしたとして。
私の場合は父と義父の暴力が、彼の姿と重なってパニックを起こしてしまったわけですが、何が患者さんの「パニックスイッチ」を押すかはわかりません。

でも、押すこと自体は仕方がないんです。だって、本人だってそれがスイッチだと認識してないこともあります。
なので、まずは「何が相手のスイッチになるのか」を分析し、押してしまったときは「話を聞く」「話し合う」事が大切かと思います。

何が嫌だったのか?何を思ったのか?今度からどうして欲しいのか?
一緒に考えましょう。

大切なのは、上下関係を作らないことです。
「患者さま」と「支える下僕」になってはいけません。その逆もいけません。

もう1つ。例えば「今すぐ飛び降りてやる!!」と感情的になってしまった場合。
「何階から?」「どうやって?」「遺書はどうするの?」など、現実的なことを淡々と伝えるのが効果的なパターンもあります。
ただしこれは諸刃の剣なので、相手が「確実に脅してるだけ」の時だけ、有効な「ときもある」という感じですね。

人は話し合うために「言葉」というものが存在すると、私は思います。
拙くてもいい、下手くそでもいい。双方、共にです。
こちらに関しては「患者さん側」の記事で書きますね。

もし、どう話しをしたらいいのかわからない。自信がない。
そういった方は、ココナラ等のスキルマーケットがおすすめです。
私自身も出品しておりますので、頼る所がない場合は、経験のあるかたやプロの方に聞くのも良いのではないでしょうか。

ここまで見て下さり、ありがとうございました。
今度は「患者さん向け」の「死にたい!と思ったら?」を書きますので、ぜひ、また見に来てくださいね!

※このブログに書かれていることは、私(桜木ひなた)の1つの経験談であり、全ての症状や対処法をお伝えするものではございません。1つのケースとして見ていただけると嬉しく思います。

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