「〇〇でなければならない」という考え方。

こんにちは!桜木ひなたです。
もうすぐGWですが、皆様はなにかご予定ございますでしょうか?
私はお出かけの予定があるのですが、空模様が少々不安ですね。
どうか晴れますようにと願いを込めながら…

今回は「〇〇でなければならない」という考え方というテーマで、お届け致します!

目次

偏った思考が呼ぶ偏った考え

境界性パーソナリティ障害である、そうでないに関わらず「〇〇でなければならない」という考え方をしてしまう方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
少なくとも、私は長くその考えでしたし、現在もこの考えをすることが多いです

例えば…
・夜は寝なければ「ならない」
・親はこうでなければ「ならない」
・こういった時、こういった返し方をしなければ「ならない」
等です。

もっと病的(パーソナリティ障害を含めた精神的なもの)になると…
・今、手首を切らなくては「ならない」
・今、薬を大量摂取(OD)しなければ「ならない」
になっていきます。

人の直感って、当たることも多いかと思うんです。
「勘」や「インスピレーション」といった言葉が、それに該当します。
でも、この「〇〇でなければいけない」というのは、勘やインスピレーションとは別物なんですよね。
自分の中で、なにか理由があるかと思います。

例えばですが、夜は寝なければならない→明日仕事が早いから。等ですね。
私の場合は、夜は寝なければならない→皆が寝ているからなんとしても寝なければ…。という「強迫観念」からでした。
今回お伝えするのは、前者の「仕事が早いから寝なければ」という考えより、後者の「思い込み」にフォーカスをあてますm(_ _)m

そもそも、なぜ「思い込む」のか?

ご家族やパートナーが、何かの考えに囚われて「〇〇でなければ」と悩んでいる時に「なんでそんな風に思い込むの?」と不思議に思う方もいらっしゃると思います。
私も当時のパートナーに「もっと気楽に考えなよ」と言われたり、母に「そこに拘る意味がわからない」と言われました。

でもこれは、患者側から言うと、わかってることなんですよね。
「もっと気楽に考えたい」「拘りを捨てたい」と思った、もっと先に進んでしまった結果、考えに囚われているんです。
「もっと気楽に考えなくてはならない」「拘りを捨てなければならない」というふうにも、なってしまうんですね。

例:「早く寝たい…けど気楽に考えなきゃ。眠れる、眠れる…眠れない!早く寝な”ければならない”のに!ああ、寝ることにこだわっては”ならない”!」

患者さんが拘っている部分は、患者さんがとても気にしていることです。
寝なければと考えているなら、不眠ですね。わかりやすい例で言いますと。
ご飯を食べなければ/我慢しなければと考えているなら、生活や、過食・拒食、体型へのコンプレックスのことかもしれません。

私の場合は、不眠がかなり強かったので「寝なければならない」という考えでした。
一般的に、夜に人は眠りますね。
なぜか「一般的に」というところに、尋常じゃない拘りもありました。
自分は病気だ(障がい者だ)、だけどそれ以外は普通の人と変わらない!という事を思っていたのかもしれません。

あとは、日本人の気質が強いのかもしれませんね。
「皆、一緒」という考えから「一般的にはこうである」ということを気にしていた可能性もあるかなと思います。

「思い込み」を捨てるには?

それはわかったから、思い込みを捨てる方法を教えろーー!という声が聞こえてきそうです!(笑)

まず患者さんに必要なことは…。
やっぱり、自分で「思い込んでるだけだ」と気付くことです。
何事に対しても「気づき」は大切なポイントになります。
自分が何に対して思い込みを持っているのか?
じっくり考え、紙やスマホのメモ帳でも大丈夫なので、書き出してみると良いかと思います。
わからなければ、ご家族、パートナーさんに「自分が拘っているところ」を聞いてみるのも手です。
もし誰かに聞くのが怖かったり、不安があれば、私にご相談くださいね。ココナラにて受け付けております(急に宣伝っぽくすみません)

次に、ご家族やパートナーさん。
拘っているものがわかっている場合は、繰り返しそれを指摘し、正すことかなと思います。
それが睡眠なら「いつ寝てもいいんだよ」「眠れなければそれでもいいんだよ」など…ですね。
思い込みに悩まされている患者さんは、ノイローゼの一歩手前なこともありますので、安心感を与えるのが1番です。
「大丈夫」「平気だよ」「いいんだよ」が効果的な言葉になります。(※個人差はありますので、患者さんの性格に合わせてください)
ただし、それが自傷や他害に関することならあなたなりの言葉で止めてくださいね。
この時、自傷であれば「絶対にやめさせる!!」という姿勢は逆効果になることもあります。
自傷行為を制限する(やめさせる)のは、その時必ずしも最善ではないということも理解するべきかもしれません。
ただ…傷が残ること、それによって将来後悔するかもしれないことは、お伝えしてもいいと思います。

患者さんにも支える人にも伝えたいこと

ここまで見て、こう思った患者さんもいらっしゃるかもしれません。

「では、この考えを捨てなければ」…。

早急になんとかしたいという気持ちがあると思います。
今、考えに囚われて、本当にお辛いですね。
その考えに囚われるに至った経緯は、本当に様々かと思います。
そして「昨日から囚われています!」という方よりも「ずっと前から囚われています…」という方のほうが多いのではないでしょうか。
もちろん、昨日からとある考えが頭を離れなくて辛いという方もですね。

ゆっくり、ゆっくりで大丈夫です。
ずっと前に囚われてしまったのだから、戻すのにも少し時間はかかります。
現に、私も未だに「夜は寝なくては」という考えに落ちることがあります。
パーソナリティ障害発症から10年経過しても、考え方に偏りがあると聞いて、不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

では、どうセルフケアをしたらいいのか?なのですが…。

「大丈夫、大丈夫」と声に出してみてくださいね。
まずは、眠れない・食べられない・〇〇出来ない自分を、受け入れてみる。
ご家族やパートナーさんも、患者さんの考えを否定するのではなく、一旦受け入れてみてください。
その中でストレスがあれば、Twitterでもココナラでも、何でもかまわないので私に愚痴ってみてくださいね。

そして、大丈夫な根拠があれば、それも口に出してみましょう。
例えば「薬を飲んだよね?だから大丈夫」です。
家族やパートナーさんが「大丈夫と言ったから大丈夫」でもOkです!
私(桜木)が大丈夫と言っていたから大丈夫でも、問題ございません。

あなた(患者さん、ご家族、パートナーさん問わず)を助ける、守る人がいるんだ。
ということを、心の中においてくださいね。

※このブログに書かれていることは、私(桜木ひなた)の1つの経験談であり、全ての症状や対処法をお伝えするものではございません。1つのケースとして見ていただけると嬉しく思います。

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